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UMEBACHI FURNITURE

山桜のサイドボード S-6

更新日:2023年11月7日

埼玉県 M様

国産のサクラ材を使い、組継ぎの技法で組み上げた
組接ぎが印象的なサイドボード
 

材質:ヤマザクラ、桐突板(背板)、紫檀(引手)

サイズ:W800 x D300 x H550 mm

塗装:植物性オイル


ご注文方法についてはこちらをご覧下さい。

 

埼玉県のM様より、襖を使ったサイドボードのご相談をいただきました。


M様は襖のお仕事をされており、襖はご自分で手配するとのことでしたので、こちらは外側の箱部分のみ製作することに。


やりとりしていく中で、ガラス戸と襖が入れ替えられる2way仕様になったらいいな、というご要望があり、ガラス戸もこちらで製作することになりました。


ご希望をまとめると以下の通りでした。


・サイズは、W800 x D300 x H550~600 mmくらい

・脚があった方が良い

・戸のガラスはマス目やドット、アンティークが好み

・樹種はヤマザクラ


ご希望を元に何度かやりとりし、最終的に以下の図面に決定しました。


ヤマザクラ材で製作したサイドボードの図面
ご提案した図面

襖を使うとのことで、組接ぎの技法を取り入れ、和のテイストをデザインに取り入れました。


組接ぎ

組接ぎ
組接ぎ

組継ぎは、とても手間のかかる技法ですが、ぴたっと納まるとなんとも気持ちがいいです。


組接ぎ加工が終わり仮組みしているところ
製作中の様子

ガラスについては、大正から昭和初期にかけて作られていた、ゆらぎのあるレトロなガラスをストックしていましたので、こちらをご提案しました。


M様は、「古いガラスが大好きで、憧れがあった」とのことで採用となりました。


ゆらぎのあるガラス、昭和レトロガラス、ゆらゆらガラス、昔ガラス
ゆらぎのあるガラス

昭和40年以降は精巧なガラス板を作る技法が確立され、このようなガラスが作られることはなくなりました。


今では昔風ガラス、昭和レトロガラスというのが、復刻として製作されてはいますが、やはりゆらぎの感じが違うのです。


当時物のガラスを見ると、なんとも言えない心地よさを感じます。




引手部分には紫檀でできた引手を埋め込んであります。

濃い色がアクセントになり、全体の印象が引き締まります。



紫檀でできた、木製の引手
紫檀でできた引手

裏側にも一工夫。

戸の裏側にも引手を掘ってあるので、戸を全て右側に寄せてしまっても、簡単に戸を閉めることができます。



内側から戸の裏側の引手を撮影
裏側の引手(内側から撮影)

襖の製作は、こちらの家具の納品後とのことでした。

後日、完成写真を送ってくださるとのことでしたので、その際はこちらでご紹介させて頂きます。

楽しみです。


M様この度は誠にありがとうございました。


 

材質:ヤマザクラ、桐突板(背板)、紫檀(引手)

サイズ:W800 x D300 x H550 mm

塗装:植物性オイル

参考価格:¥198,000(税込、送料別)


サイズ違いでの製作など、お気軽にご相談ください。

ガラスは型板ガラス(柄の入ったガラス)にすることもできます。


ご注文方法についてはこちらをご覧下さい。


 

襖と組み合わせた写真を送っていただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。


伝統的な変り唐草の模様を使っています。

ヘリ無し畳を使ったモダンな和室に合いそうですね。

襖を使った家具の製作は初めてでしたが、お客様に喜んでいただけたようで何よりです。

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